学フェス通信 Vol.2    2007/7/12


学フェスの準備は着々と進み、冊子の原稿は印刷屋さんに行き、鑑賞会のリハーサルも進み、
会場や琴屋さん、貸し座布団屋さん、赤帽さん、学生運営委員、京都市文化ボランティア、「えん」の
ボランティア、色々な方々との打ち合わせも進んでいます。イベントについて説明を加えます。

●寄贈楽器について
まだ一校しか申し込みが来ていません。
頑張ってお申し込み下さい。

●ワークショップについて
曲目は京都にしか残っていない曲で、京都は中々楽譜を公表しなく、習いに行かないと楽譜ももらえなく、
曲を教えていただけないのですが、山口琴栄師が公表してくださったのです。
やさしい地歌の端唄物で地歌へのとっかかりになればと思って取り入れました。
練習はしていなくても当日講習を受けられます。
尺八は手がついていないので、手のつけ方の勉強をしてくださるそうですのでとても良い機会と思います。
若者コンへ沢山のプロの方も加わってくださり出演しますが、良い思い出になると思います。
出演は強制ではありません。

●講習会(十七絃は受付終了)と鑑賞会はまだ参加受け付けています。
宮本幸子師(雅都貴)は正派音楽院の教授でもあり、十七絃奏者として著名な宮本幸子師を中心に各楽器ごとにプロの先生方が指導してくださる贅沢な講習です。

●尺八クリニック
同志社の邦楽部OBの方が製管士になられ無料でしてくださいます。
尺八談義も歓迎との事ですのでどんどんお話に行ってください。

松本さんからのメッセージは
《不調な尺八が有りましたらぜひ「尺八クリニック」にお持ちください。修理が必要かどうか診断致します。
修理が必要な場合、お預かりの上、簡単なものは 無料で、有料の場合は割引で致します。この機会に
ぜひクラブやご自分の尺八の調子をご確認ください。また尺八はどれも特性が違いますので、その竹に
あった吹き方のアドバイスも致します。私も全国学生邦楽フェスティバルのOBです。お気軽にご相談ください。》

●鑑賞会や講習会の選曲について
今年の課題は「古典曲」です。鑑賞会では京都の古典、大阪の古典、現代の古典風の曲を入れ、
盛んに曲が作られ現在も演奏されている昭和40年代の名曲を講習会や鑑賞会に取り入れ、その間の
宮城曲の大合奏も取り入れ、現代の作曲者自らによる曲を入れました。 
ワークショップでも古典曲を取り上げ、また若者コンでも沢山の古典曲や昭和40年代の名曲が沢山出  ています。
古典曲は「味わい、音色」の良さであり、音使いの無駄の無い、自然淘汰された名曲が残されています。大学クラブでもどんどん演奏していってほしいと願っています。

●若者によるコンサートは51人、27人、26人、22人、17人など大人数の曲が沢山有り、選曲もバラエティに富み、
暗譜のところも多くあり、聞き応えがあり楽しみです。

「集まりましょう、楽しみましょう」

えん  伊藤和子